避難用品の管理|2026年9月11日更新
用品は「1頭分ずつ・外から見分ける・中身を紙で残す」
避難所や一時預け先では、似たキャリー、同じ銘柄のフード、無地の保存袋が集まり、誰の用品か分かりにくくなることがあります。平時のうちに、犬猫ごとに袋を分け、外側の目印と内側の情報カードを組み合わせておくと、急いで移動した時も確認しやすくなります。
記名や色分けは、環境省が示す所有者明示と避難用品・備蓄品の確保を、共同生活で扱いやすくするための実践例です。施設独自の管理票や指定場所がある場合は、その案内に従ってください。
1. 最初に「誰のものか」を3か所へ付ける
- 首輪・迷子札など、犬猫自身の所有者明示
- キャリーやクレートの持ち手付近
- フード・薬・トイレ用品をまとめた袋の内側
外側には家族が識別できる名字、ペット名、色や記号を使い、電話番号などを大きく露出させたくない場合は、連絡先カードを透明袋に入れて内側へ固定します。迷子札やマイクロチップの登録情報も、住所・電話番号の変更後に古いままになっていないか確認します。
2. 多頭飼いは1頭分ずつ袋を分ける
犬猫で食事量、薬、トイレ用品が違う場合は、家族単位の大袋だけにまとめず、まず1頭分ずつ小分けにします。そのうえで、持ち運ぶ時に家族分を大きなバッグへまとめます。
| 分けるもの | 袋に残す情報 | 見分け方の例 |
|---|---|---|
| 普段のフード | 1回量、回数、開封日 | 犬は緑、猫は橙 |
| 薬・療法食 | 名前、量、時間、注意点 | 赤いポーチ+情報カード |
| トイレ用品 | 交換回数、処理方法 | 袋の取っ手へ色タグ |
| リード・ハーネス | ペット名、連絡先 | キャリーと同じ色 |
色だけでは暗い場所や色覚の違いで判断しにくいため、色と文字、または色と簡単な記号を併用します。
3. 薬と療法食は、日用品から分ける
薬は元の包装や薬袋を残し、ペット名、投与量、時間、保管条件、かかりつけ動物病院の連絡先を書きます。似た錠剤を別の容器へ一緒に移すと確認しにくくなるため、自己判断でまとめません。療法食も通常食と袋を分け、代替できないことが分かるメモを付けます。
薬の量や与え方に不明点がある場合は、平時に獣医師へ確認してください。災害時に体調が変わった時も、保存メモだけで判断せず、利用できる動物病院や支援窓口へ相談します。
4. キャリーの外側は、扉や通気口をふさがない
タグやカードは、扉の開閉、通気口、持ち手を妨げない場所へ付けます。粘着ラベルだけでは水や摩擦ではがれることがあるため、耐水カード、荷札、結束できるタグなどを組み合わせます。首輪やハーネスも、緩みや劣化がないか確認します。
5. 避難先へ着いたら、施設の管理方法へ合わせる
受付票、飼育場所、清掃用品の置き場、ゴミの処理方法は施設ごとに異なります。持参した色分けを押し通すのではなく、受付番号や施設のラベルが配られたら、それを追加して管理します。共用できる用品も、衛生面や犬猫の体調を考え、勝手に貸し借りしないよう確認します。
出発前の最終チェック
- 犬猫自身、キャリー、用品袋の3か所で所有者を確認できる
- 多頭飼いのフード・薬・トイレ用品を1頭分ずつ分けた
- 色だけでなく、名前か記号も付けた
- 連絡先カードを水にぬれにくい形で入れた
- 薬は元の包装と投与メモを残した
- タグが扉・通気口・持ち手をふさいでいない
- 避難先の受付・保管ルールを当日に確認する
一緒に確認したい記事
避難所受付カードの書き方、多頭飼いの分離・担当計画、犬猫の防災情報シートまとめ、持ち出しバッグの最終確認も合わせてご利用ください。
参考にした一次情報:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>」、環境省「ペットの災害対策」、環境省「動物が自己の所有に係るものであることを明らかにするための措置について」を確認しました。公式情報確認日:2026年9月11日。具体的な保管場所や表示方法は、避難先・預け先のルールを優先してください。
用品の見方
防災用品を買う前に、候補をまとめて確認する
キャリー、水、フード、トイレ、暑さ対策は普段使いできるものから選ぶと備えやすくなります。
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