首都直下地震が起きたとき、建物と周囲が安全で、自宅で犬猫の世話を続けられるなら、避難所へ移動せず在宅避難を選べる場合があります。ただし、在宅避難は「何日も家から出ない」という意味ではありません。停電・断水・室温・建物の安全を見ながら、避難先へ切り替える条件を先に決めておくことが大切です。
1. 東京の在宅避難は「3つの停止」を同時に想定する
マンションや戸建てでは、電気・水道・通信が同時に使いにくくなる前提で、犬猫の生活を止めない方法を分けておきます。
- 電気:キャリーやクレートを置く場所、照明、冷暖房、充電方法を確認します。モバイルバッテリーやランタンは、普段から残量と使い方を確認します。
- 水:人用とは別に、犬猫の飲み水と食器を確保します。給水器だけに頼らず、停電時にも使える普通の器を用意します。
- 通信:区の防災ページ、避難所の開設情報、家族の連絡方法を、スマートフォン以外でも確認できるようにします。紙にURLと電話番号を書いておくと、充電できないときにも役立ちます。
2. 23区の住まいで犬猫が落ち着ける場所をつくる
揺れの後は、割れた窓や倒れた家具から離れた場所に、キャリーやクレートを置きます。扉を開けたままにする場合も、犬猫が飛び出さないように部屋の出入口を確認します。避難時にすぐ持ち出せるリード、ハーネス、迷子札、薬、診療情報の控えは、キャリーの近くにまとめます。
夏の停電では室温が上がりやすく、冬の停電では低温になりやすくなります。窓を開ける、冷却材を使う、別の安全な部屋へ移すなど、家の構造と犬猫の状態に合わせて対応します。苦しそうな呼吸、ぐったりする、嘔吐が続くなどの異常があれば、在宅避難を続けず、動物病院や自治体の案内へ相談します。
3. 5〜7日分を「使う場所ごと」に分けて備える
防災袋に一括で入れるだけでなく、在宅避難で使うものと、移動時に持ち出すものを分けます。目安として、フード、水、常用薬、トイレ用品、排せつ物を入れる袋、タオル、リード・ハーネス、キャリー、連絡先の控えを5〜7日分から見直します。療法食や薬がある場合は、通常の備蓄とは別に残量を確認します。
食器やトイレは、洗浄やごみ収集がすぐに戻らない場合も考え、使い捨て用品と清掃用品を組み合わせます。猫砂やペットシーツは、普段使う種類を少しずつ多めに置き、急な変更で排せつを我慢しないようにします。
4. 在宅避難から移動へ切り替える条件を決める
次のような場合は、家にとどまることに固執しません。建物や家具が損傷した、火災・煙・ガス臭がある、浸水や土砂の危険がある、室温を安全に保てない、犬猫や家族に医療的な支援が必要になった、自治体から避難を促す情報が出た――といった状況です。
移動先は、避難所ならペットの受入場所・飼育場所・持参物を区や施設へ確認します。東京都の案内で使われる「同行避難」は、飼い主がペットと安全な場所まで避難することを指し、避難所で同じ部屋で過ごせることを意味しません。施設の運用は区や避難所ごとに異なるため、事前に確認します。
5. 23区の公式確認先をスマートフォンと紙で保存する
東京都「区市町村防災担当窓口一覧」には、23区を含む区市町村の防災担当課と代表電話が掲載されています。区のペット防災ページ、避難所一覧、開設情報の入口として使えます。ペットの受入条件は施設ごとに確認が必要なので、代表電話だけで受入可否を判断しません。
ペット防災の基本は、東京都保健医療局「『同行避難』するために・・・日ごろからの備えが大切です」も確認してください。自宅が安全で、定期的に世話を続けられる場合に在宅避難を選ぶ考え方や、日頃のしつけ・健康管理・持ち出し品の確認が整理されています。
次に確認するページ
居住区と広域地震の情報をつなげる
東京23区の区別ページで居住区の公式リンクと飼育場所を確認し、首都直下地震のガイドで火災・帰宅困難・広域避難の視点を重ねます。日中の滞在先が別の区なら、その区の情報も同じように保存します。
情報確認日:2026年8月5日。災害時は、東京都・区・避難所の最新案内を優先してください。ページ内の代表電話やリンクは入口であり、避難所の開設やペットの受入を確約するものではありません。
区名から公式ページへ
東京23区のペット・防災案内を直接確認する
区名から各区の公式案内へ進めるよう、23区の入口をまとめました。リンク先で、候補避難所の開設、ペットの飼育場所、対象動物、持参物、飼い主の管理方法を確認してください。区の案内だけで受入を確定せず、発災時は最新の開設情報を優先します。
確認日:2026年8月5日。各リンクは区公式ページです。ページの更新、災害種別、避難所の開設状況で運用が変わるため、利用前にリンク先を再確認してください。
Disaster action
この記事を読んだあとに確認したいこと
防災記事は、読んだだけで終わらせず、今日できる確認、家族で共有すること、買う前に見ることへ分けると動きやすくなります。
災害時は自治体、避難所、警察、消防、獣医師など現地の最新指示を優先してください。Next care
次に読む防災記事。
記事で気になった点を、避難先、持ち物、停電対策、身元確認へ広げて確認できます。
Next action
次は、この順番で確認する。
防災記事は単体で読むより、全体像、地域差、用品、練習の順でつなぐと行動に移しやすくなります。
災害時は自治体、避難所、警察、消防、獣医師など現地の最新指示を優先してください。用品の見方
防災用品を買う前に、候補をまとめて確認する
キャリー、水、フード、トイレ、暑さ対策は普段使いできるものから選ぶと備えやすくなります。
関連記事で選び方を見るNext route
次は、今の状況から読む。
Next check
次に確認するページを選ぶ。
Related route
地域情報を見たあとに、次の準備へ進む。
自治体情報は入口です。実際に動けるように、滞在場所、持ち物、用品の順で確認しておくと安心です。
次に読む
迷ったら、ここへ戻る。
Kindle book
『うちの子を守る ペット防災のはじめ方』
この記事の確認項目を、避難先・備蓄・家族共有まで続けて整理したい時にご利用ください。
AmazonでKindle版を見る

