南海トラフ地震への備えは、非常食を買うだけでは終わりません。沿岸部では津波からの避難、都市部では火災や帰宅困難、内陸部では道路寸断や長引く断水など、先に決めることが変わります。
犬猫と暮らす家庭では、自分の命を守る動きと、犬猫を安全に連れ出す準備を一緒に考える必要があります。この記事では、国の一次情報をもとに、平時、揺れた直後、避難後の順で確認点を整理します。
南海トラフ地震の発生日時を予測することはできません。確率だけにとらわれず、自治体のハザードマップと避難情報を基準に備えてください。
- 最初に、自宅の条件を3つに分ける
- 南海トラフ地震について、公式情報から分かること
- 沿岸部では、ペットの受け入れ確認より先に高い場所へ
- 揺れている間と、揺れが収まった直後
- 犬猫の備蓄は、7日間をひとつの目安にする
- 水は体重だけで決めず、普段量も記録する
- 避難先は、ひとつに決めない
- 家族が別々の場所にいる時間も決めておく
- 避難後は、食欲と排泄を短く記録する
- 南海トラフ地震臨時情報が出た時
- 今日、家族で確認する7項目
- よくある疑問
- あわせて確認したい記事
- 参考にした一次情報
- 南海トラフ地震の最新情報を、犬猫の避難判断に落とし込む
- 南海トラフの都市部を、市単位で確認する
- 首都直下地震の生活圏別情報も続けて確認する
- 南海トラフは、沿岸部・都市部・内陸部を市単位で確認する
- 沿岸・都市・内陸で、確認する順番を変える
- 南海トラフの地域判断を、大阪市・神戸市の公式確認へ落とし込む
- この記事を読んだあとに確認したいこと
- 次に読む防災記事。
- 次は、この順番で確認する。
- 防災用品を買う前に、候補をまとめて確認する
- 防災まわりを続けて確認する
- 次に確認するページを選ぶ。
- 迷ったら、ここへ戻る。
最初に、自宅の条件を3つに分ける
同じ南海トラフ地震でも、住む場所によって避難の優先順位は異なります。まず自宅と、家族が日中にいる場所を次の3つに分けます。
- 沿岸部・河口付近:津波避難場所までの経路と所要時間を先に確認する
- 内陸部・山間部:土砂災害、道路寸断、孤立、断水への備えを確認する
- 市街地・住宅密集地:火災、停電、帰宅困難、避難所の混雑を想定する
南海トラフ地震について、公式情報から分かること
内閣府は、南海トラフ地震の推進地域、被害想定、基本計画、臨時情報が出た場合の防災対応を公開しています。地震本部も、南海トラフの地震活動を長期的に評価しています。
長期評価は、日々の備えを考える材料です。発生日を知らせる予報ではありません。自宅の被害を考える時は、自治体が公開する津波、洪水、土砂災害、地震の各ハザードマップも確認します。
沿岸部では、ペットの受け入れ確認より先に高い場所へ
強い揺れや長く続く揺れを感じ、津波のおそれがある時は、自治体の指示に従って速やかに安全な場所へ移動します。避難所で犬猫を受け入れられるかを調べてから動くのでは遅れる場合があります。
キャリーやリードは、玄関から短時間で取れる位置へ置きます。夜間や停電時でも運べる重さか、階段や坂道を通れるかも確かめてください。散歩のついでに避難経路を歩くと、段差や狭い道に気づけます。
揺れている間と、揺れが収まった直後
揺れている間は、自分の頭と体を守ります。犬猫を追って家具の近くへ入ると、飼い主も負傷するおそれがあります。
揺れが収まったら、火、ガス、割れたガラス、倒れた家具、出口を短く確認します。犬猫が隠れていても、津波や火災の危険が迫っていなければ、声を荒らげず通り道を確保します。
猫は驚いて狭い場所へ入ることがあります。普段から隠れやすい場所を把握し、窓や玄関の脱走防止も見直します。
犬猫の備蓄は、7日間をひとつの目安にする
支援物資は、人向けのものから届くことがあります。療法食や薬、いつもの猫砂など、代替しにくい物を優先して用意します。保管場所を1か所に集中させず、持ち出し用と在宅用に分けると取り出しやすくなります。
- 水と、普段食べているフード
- 持病の薬、療法食、投薬方法のメモ
- 猫砂、ペットシーツ、排泄物を入れる袋
- キャリー、リード、ハーネス、洗濯ネット
- 迷子札、犬猫の写真、ワクチンや健康状態の記録
- 食器、タオル、敷物、季節に応じた保温・暑さ対策
水は体重だけで決めず、普段量も記録する
必要な水分量は、体重、食事、気温、健康状態で変わります。まず普段の飲水量を把握し、飲み水に加えて食器を洗う分も考えます。持病がある場合は、備蓄量をかかりつけの動物病院へ相談してください。
ウェットフードを食べている子は、停電後の保管方法も確認します。開封後に冷蔵できない状況を想定し、小分けの商品を混ぜておくと扱いやすくなります。
避難先は、ひとつに決めない
指定避難所へ向かうほか、自宅が安全なら在宅避難、親族宅や知人宅へ移動する方法もあります。車で過ごす場合は、季節を問わず温度、換気、排泄、エコノミークラス症候群に注意が必要です。
同行避難は、犬猫と一緒に避難先まで移動することです。人と犬猫が同じ居室で過ごせる同伴避難とは異なります。自治体ごとに、受け入れ場所や条件を平時に確認してください。
家族が別々の場所にいる時間も決めておく
大規模地震では、交通停止や道路規制で帰宅できないことがあります。最初に帰れる人、近所で頼れる人、鍵とフードの場所を家族で共有します。
連絡が取れない時の集合場所と、災害用伝言サービスの使い方も決めます。紙の連絡先と犬猫の写真を防災袋へ入れておくと、スマートフォンが使えない時にも確認できます。
避難後は、食欲と排泄を短く記録する
環境が変わると、食欲、水分、排泄、眠り方に変化が出ることがあります。朝と夜に短く記録すると、いつから変化したかを説明しやすくなります。
呼吸が苦しそう、意識がもうろうとしている、けいれんがある、大きな出血がある場合は、利用できる動物病院や自治体の案内を確認してください。自己判断で人用の薬を与えないでください。
南海トラフ地震臨時情報が出た時
気象庁の南海トラフ地震臨時情報は、発生日時を予知する情報ではありません。平常時より可能性が相対的に高まったことを知らせ、防災対応を促す情報です。発表されないまま地震が起こることもあります。
情報が出たら、気象庁、内閣府、自治体の案内を確認します。買い占めや遠方への一律の移動ではなく、避難経路、家族の連絡、水とフード、薬、キャリーの位置を再確認します。事前避難の対象地域では、自治体の指示を優先してください。
今日、家族で確認する7項目
- 自宅と勤務先の津波・地震ハザードマップを開く
- 避難先まで犬猫を連れて歩けるか確認する
- キャリーを30秒以内に取り出せる場所へ移す
- 水、フード、薬、トイレ用品の残量を見る
- 犬猫の全身と顔、特徴が分かる写真を撮る
- 家族が帰れない時に世話をする人を決める
- 自治体の防災通知と公式SNSを登録する
よくある疑問
臨時情報が出たら、必ず避難しますか?
対象地域や自宅の条件で対応が異なります。自治体が示す事前避難対象地域と、その時点の案内を確認してください。
犬猫と避難所の同じ部屋で過ごせますか?
同行避難が可能でも、犬猫は別室や屋外で過ごす場合があります。受け入れ条件と飼養場所を施設ごとに確認してください。
水やフードは何日分を備えますか?
代替しにくいフード、薬、排泄用品を含め、少なくとも5日分、できれば7日分以上を検討します。普段の消費量から家庭ごとに調整してください。
キャリーは大きいほど安心ですか?
犬猫が姿勢を変えられ、飼い主が安全に運べる大きさが基準です。避難経路の幅、階段、移動距離も含めて選びます。
あわせて確認したい記事
参考にした一次情報
- 内閣府「南海トラフ地震対策」(確認日:2026年7月31日)
- 地震調査研究推進本部「南海トラフの長期評価」(確認日:2026年7月31日)
- 気象庁「南海トラフ地震臨時情報について」(確認日:2026年7月31日)
- 環境省「人とペットの災害対策ガイドライン・チェックリスト」(確認日:2026年7月31日)
災害時の避難所開設状況、ペットの受け入れ条件、滞在場所は変わることがあります。移動する前に、自治体と避難所の最新案内を確認してください。
2026年8月更新|南海トラフ地震
南海トラフ地震の最新情報を、犬猫の避難判断に落とし込む
内閣府の公式ページでは、令和7年8月改訂の防災対応ガイドラインと、令和8年7月に追加・統合された取組事例集が案内されています。南海トラフ地震は発生日時や規模を正確に予測する情報ではないため、臨時情報を見た時に何を確認するかを平時に決めておきます。
検索では「東海・東南海・南海」と地域を分けて調べることがありますが、現行の公式情報は南海トラフ地震として確認し、最後は住んでいる市町村の避難情報へ進みます。
臨時情報が出た時に、家族で見る順番
- 内閣府・気象庁・自治体の最新発表を開き、対象地域と求められている行動を確認する。
- 沿岸部や事前避難対象地域では、キャリーやリードを持って安全な場所へ移動する。
- 対象地域でない場合も、家族の居場所、避難経路、水、フード、薬、連絡手段を再確認する。
- 避難所へ向かう前に受入条件を確認できる場合は確認する。ただし津波や火災が迫る時は命を守る移動を優先する。
東海から九州まで、地域別に公式情報を確認する
内閣府「南海トラフ地震対策」と防災対応ガイドライン改訂概要を2026年8月4日に確認。避難所の開設状況、ペットの受入条件、道路・津波情報は、今いる自治体の最新案内を優先します。
南海トラフ・都市部の市町村別ガイド
南海トラフの都市部を、市単位で確認する
広域の地震情報を見た後は、自宅と日中の滞在先の市町村へ進みます。受入条件、ペットの滞在場所、区役所への確認先は、市ごとに保存しておくと家族が動きやすくなります。
広域ガイドを比較する
首都直下地震の生活圏別情報も続けて確認する
南海トラフ地震では津波、沿岸部の事前避難、停電、道路寸断を先に確認します。首都圏に住む家族や勤務先がある場合は、首都直下地震の火災・帰宅困難・在宅避難のガイドも続けて確認します。
2026年8月更新|南海トラフの市区町村別入口
南海トラフは、沿岸部・都市部・内陸部を市単位で確認する
沿岸部では津波避難、都市部では区役所と避難所、内陸部では道路・断水を分けて見ます。広域情報を読んだあと、実際に暮らす市のペット運用へ進めるようにしました。
公式情報:内閣府「南海トラフ地震対策」、名古屋市「災害時ペットの取扱い」、大阪市「ペットのための防災対策」、神戸市「災害時の避難所」、静岡市「ペットの災害対策」を2026年8月6日に確認。災害時は開設避難所、ペットの受入条件、道路・津波情報を自治体の最新案内で確認してください。
2026年8月更新|南海トラフ地震
沿岸・都市・内陸で、確認する順番を変える
南海トラフ地震の備えは、住む場所で優先順位が変わります。沿岸部は津波から離れる移動、都市部は停電と避難所、内陸部は道路・断水・孤立を先に確認します。
| 地域の特徴 | 犬猫の確認 | 先に開く公式情報 |
|---|---|---|
| 沿岸・河口 | 高い場所への経路、キャリー、リード、早い移動 | 市町村の津波避難・避難所情報 |
| 都市部 | 停電時の水、フード、室温、飼育スペース | 市・区の避難所とペット対応 |
| 内陸・山間部 | 道路寸断、断水、在宅用と持ち出し用の備蓄 | 道路・土砂災害・避難所の情報 |
南海トラフ地震臨時情報は、発生日時や規模を正確に予測する情報ではありません。情報が出た時に、対象地域と求められる行動を確認し、犬猫の水、フード、薬、連絡先を見直せるよう平時に準備します。
用品の優先順位で必要量を数え、防災グッズ比較で移動・排泄・水・停電の候補へ進んでください。
公式情報:内閣府「南海トラフ地震対策」、内閣府「南海トラフ地震臨時情報防災対応ガイドライン」、環境省「ペットの災害対策」を2026年8月9日に確認。
市ページへ戻る
南海トラフの地域判断を、大阪市・神戸市の公式確認へ落とし込む
沿岸・都市・内陸の確認軸を見たら、住んでいる市の避難所、ペットの飼育場所、区役所への相談先へ進みます。市をまたいで移動する可能性がある家庭は、両方の条件を保存します。
Disaster action
この記事を読んだあとに確認したいこと
防災記事は、読んだだけで終わらせず、今日できる確認、家族で共有すること、買う前に見ることへ分けると動きやすくなります。
災害時は自治体、避難所、警察、消防、獣医師など現地の最新指示を優先してください。Next care
次に読む防災記事。
記事で気になった点を、避難先、持ち物、停電対策、身元確認へ広げて確認できます。
Next action
次は、この順番で確認する。
防災記事は単体で読むより、全体像、地域差、用品、練習の順でつなぐと行動に移しやすくなります。
災害時は自治体、避難所、警察、消防、獣医師など現地の最新指示を優先してください。用品の見方
防災用品を買う前に、候補をまとめて確認する
キャリー、水、フード、トイレ、暑さ対策は普段使いできるものから選ぶと備えやすくなります。
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